自然園の舞台裏

郡上八幡自然園の裏方仕事日記

キャンプファイヤー始まります

今日は暑かったですね~ 30℃ !とても5月の陽気ではないような・・

夕方になると、ちょうど気持ち良いですね。

園内では厳かにキャンプファイヤーが始まりました。

 

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ここまでが、火の儀式

次は、フォークダンスですっごく賑やかに。

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心に残る 楽しいひとときになりますように。

風景的ベストシーズン

5月の郡上は、お客様がよく「大好きだ」とおっしゃっていただいています。

山の緑が青空に映えて本当に、緑の風景的に私はベストシーズンかなぁと。

冬山も綺麗ですけどね。

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園内は、2校様がいらっしゃってますが ひっそり静かなひとときです。

皆さん川や山にお出かけ中です。

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魂に語り掛けるピアノ演奏会

自然の中にいると、普段の都会生活では使わない感性が開かれますね♪

学校様の入村式で、校長先生が生徒さんたちに語っておられます。

「耳を澄ませてみましょう。どんな音が聞こえますか?」

 

そう、この ひとこと。 これで生徒さんの意識が変わります。

感覚が自然の細やかな事象に対して開かれるきっかけとなる 魔法の言葉 です。

耳だけでなく、風に乗ってくる山の木々の花の匂いも、穏やかな日の光りが体に注いでいる暖かさも。。

 

鋭い人は、山の生き物たちが こちらに注意を向けているその意識も感じることが出来るでしょう。そう珍しい感覚ではありません。人間もサル並みの野性感覚は十分に備わっています。動物としての「地の感性」に時おり戻って、心を地に着地させることは、とても大切で素敵で必要なことだと思います。最近は、子どもたちでさえ、意識ふわふわ状態がつづく情報社会に囚われがちですからね。

 

前置きが長くなってしまいましたが、今回ある学校様が2泊されるうち、1日目の晩にピアノの演奏会を開かれました。

この演奏会は 実はある目的をもってピアニストの方にわざわざ来てもらって行われました。

その教育上の目的とは、「立志」です。

中学2年生って、多感な上に 友達関係や将来のこと、兄弟・親との葛藤とか、恋心とか、もういろいろ思い悩んだりすることもある青春の入り口です。

 

親御さんなら、たぶん私たち(親世代)の時よりも、なんだか余計大変そうと思われることも多いと思います!気を遣うところがめっちゃ細かくて、狭くて大変そう。

 

そんな中で、行われる「立志の集い」

これまでの人生を静かに振り返り、同じ世代が同じときに ふと 自分の立ち位置を今一度確認し、これから大人に成長していくことを自覚する。ある意味、決心をしていくとても大変なこと。でも、大切なとき。

それは儀式と言っても良いでしょう。神聖な時間を私は感じることが出来ました。

 

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生徒さんたちは、本当にみな静かに 静かに 演奏を感じておられました。

いろんなことを感じて 考えて 想っておられたと思います。

 

生徒さんからは直接感想は聞きませんでしたが、

そんなの恥ずかしくて、本当の事は、

自分の心の胸のうちなどは 語らないものだと思います。

 

でも聞いていたスタッフたちは不思議なことを言ってました。

「まるで、自分のために 弾いてもらっていた気がする!!」

「メロディーが なんだか自分の心と つながってた感じがしました」

「キャンプ場でこんな演奏が聴けて すごい得した気分になれました」等々

 

 ピアニストは山矢修司さんという方です。

 

言葉で語り掛ける以上に、音楽は心を揺さぶるメッセージとなることがあります。

山矢さんの演奏に込められた愛のメッセージを聞きながら、

生徒さんの心の中のモヤモヤが晴れて、前向きに人生と向き合う機会となったならば、素晴らしいことだと思います。

私は、この選択をされた学校様は、素晴らしい機会を生徒さんたちに提供されたのだと確信します。味のあることをされる学校様があって楽しいです!

ハチ対策と ぜったい安全保障空間?のお話

今の時期(4~6月)は女王蜂が巣作りを始める時期です。

自然園では、毎年このようなハチを誘引する仕掛けを園内8箇所くらいに設置して先手を打ってはいます。(もちろんこれで100%巣作りを防止出来るものではありません)

巣が出来たところで、捕るだけ。とても簡単なことです(都会の人、怖がり過ぎ)。

蜂の巣があったからと言って、言語道断という話ではありません。

しかし、最近は極端なお客様もいらっしゃるのも事実で、「スズメバチが飛んでいる。危険なところだ」(それ、アシナガバチだし・・飛んでたところで刺されるわけでもないのに・・)というお声も度々頂きます。

 

里山のふもとで、ハチ一匹も飛んでないなんてことは、ないですよね。。

普通の自然を知らない。

 

日本の田舎の常識とかけ離れた世界観を持たれている方は確実に増えています。

自然園に入るとバリアーが張ってあって、虫も来ない完全な絶対安全保障空間でなければならないとの認識を持たれるお客様は本当に増えられました。リアルを知らない世代の増加はこの先どこまで行き着くのだろう。

これからどんなキャンプ場経営が相応しいのだろうと考えるきっかけを与えてくれますね!

ここは、キャンプ場、ごく普通のありふれた日本の自然の中にあることが前提です。

人造屋内公園やシェルターの中ではないのですが、それを求められる昨今です。

そんな現実離れ志向が良いか悪いかはともかく、でもそれが実現出来たら、これからの日本のニーズにはすごく合って、かなり流行るかも知れません。。

同業者の皆さんどうですか?

いっそのこと、VRキャンプ場なんてのが出来ても面白いのかも知れません。

スマホでキャンプ!自宅で安全!! みたいな。

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さて、自然園ではGWモードを抜け今日から、学校団体様の受入を始めました。

これから、お休み無しの連続稼動始まりです!

心の中で、うれしい悲鳴で涙目になります。黄砂ですね。

すこうし、春霞と言った青空です、とても気持ちイイお天気。

この空気感は、まだしばらくはスマホでは味わえないでしょう。

生徒さんたち楽しく学びの多いリアル体験になりますように。

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ジメジメ季節のための事前対策をしました

田舎暮らしは、自然の中。

虫だって友達です。

けれど、直接害を被る虫はやっぱりイヤですよね。

私も例えばムカデは苦手です。。

 

ということで、ジメジメした季節になってくると(まだ早いですが)バンガローに稀に侵入する恐れのあるムカデの対策をしておきました。(写真の人:ともちん)

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例年2、3件ほど出現報告がありましたが、これで安心してお休み頂けると思います。

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新シーズン・第1校様目をお迎えしています!

ようやく郡上も桜の花が咲き始め、園内に賑やかな声が響いて来ました。

今シーズンの1番校様がご来園され、元気に活動をされています。

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地元の郡上の生徒さんたちです!

一月前までは、まだ小学校6年生だったのに、中学に入ったら、しっかりされて、何だからたくましい感じがしますね♪

まだ朝晩は寒いくらいなので、バンガローにはこの時期、ふわふわのお布団に加えて毛布も追加させて頂いております。

 

中学生生活の素晴らしいスタートになりますように!